2018年10月22日月曜日

全校朝礼 校長講話


平成30年10月22日

全校朝礼校長講話 
 


                       私のお薦め本より
 


きょうは、去年、図書委員会が取り組んでくれただ、先生のおすすめ本についてお話しします。わたしは、この「Jポップで考える哲学」という本をおすすめしました。そうしたら、ある一人の生徒が、「自分も読んでみました。良かったです。自分は、RPGが好きです。」というメッセージを書いてくれました。とてもうれしかったです。 Jポップというのは日本の流行歌、哲学というのは物事の本質を突き詰めて考えることです。この本には、15曲の歌詞について哲学しています。そのなかの1曲、RPGを紹介します。

 Sekai no Owari という4人組のバンドの曲です。まず、この曲の一部ですが聞いてください。(約30秒)
 
 この歌詞の中に次のような表現があります。


○ 方法という悪魔に取りつかれないで 目的という大事なものを思い出して
○ 世間という悪魔に惑わされないで、自分だけの答えを思い出して

 世間と方法を悪魔と表現しています。なぜ、世間や方法は悪魔なのでしょうか。きょうは、時間の関係で世間にしぼってお話しします。まず、世間とはなんでしょうか。

 よく世間並という言い方がされますが、これは別な言い方にすると、「みんなと一緒」という意味にもなります。では、そのみんなとは誰でしょうか。 恐らく、知っている人も含めて、不特定多数の名前も知らない世の中を構成している人たちを指すのだと思います。確かにみんなと一緒の生き方をすれば安心であるし、目立つこともありません。だから、ついつい、みんなと一緒の生き方を求めてしまうのでしょう。でも、そこには、自分の意思決定はあるのでしょうか。
 また、時には、世間という壁が立ちはだかることにもなります。若い皆さんは、その壁を突き破って、前に進んでいってほしいと思います。

このように、世間にあまりこだわりすぎると、人生の目的を見失わせてしまいかねませんね。だから、この歌詞は、世間を悪魔と表現したのでしょう。
 
 中学3年生になれば、自分の進路を決定する時期になります。でも、まだ15歳という年齢で、世の中のことはあまり知りませんね。そこで、保護者や先生からさまざまなアドバイスを受けると思います。でも、そのアドバイスを参考にしながらも、最終的には自分が納得して決めていくことが大切だと思います。だって、その学校に進学するのは保護者や先生ではなく自分自身なのですから。仮に、同じ学校に進学するにしても、そこに自分の意思決定があるかどうかが大切です。このようなことをこの歌は教えてくれているのだと思います。