2025年7月13日日曜日

【国分寺四中 7/13配信】道徳授業地区公開講座「思いやり、感謝」

 昨日は、道徳授業地区公開講座でした。

これは、保護者や地域の皆様に、学校における道徳教育への御理解と御協力を得るために行うものです。今回は、道徳授業の公開の後、保護者・地域の方を対象とした意見交換会を実施しました。授業公開には多くの方々に御参観いただき、生徒と教員の活発な議論によってねらいとする道徳的価値について考えを深めていく様子を見ていただくことができました。

 今回のねらいとする道徳的価値(テーマ)は「思いやり、感謝」です。

 全学年でこのテーマに沿った授業を実施しました。

 動画を使った導入や、生徒の一人1台端末を活用した話し合い活動など、担任が工夫を凝らした授業を見ていただきました。

 生徒たちは、「思いやり、感謝」について、「大事だ」とか「相手のことを考える」といった当たり前の考えから、この授業を通してさらに深く考えることができていました。

 1年生では、「思いやりは周りに広がっていくのだと思った」と、自分なりの考えをもつことができていました。

 2年生では、「他人の助けは必要ない、というプライドがあるから、親に対して素直にありがとうって言えない」と、素直になれない自分をしっかり見つめることができていました。

 3年生では、「相手がしてくれたことを、また他の人につなげていくことで、幸せな気持ちが大きくなる。その流れを止めないようにしていきたい」と自分の生き方について考えられていました。










授業の後は、意見交換会を行いました。

 今回は参加者に「道徳の疑似体験」をしていただく、ということで、東京都作成のDVDを使って、バスの中で席を譲る場面について参加者同士で話し合いをしていただきました。

 参加者からの御意見としては、

「価値の押し付けではなく、子供たちに考えさせる授業になっていて良かった」

「様々な意見を出させるためには、クラスの雰囲気作りも大事なのだな、と感じた」

「1時間では短すぎると感じた。子供たちがいろいろなことを考え始めているので、もっと話し合いの時間を長くとれば、さらに深く考えることができると思う。その考えた内容を、学年や全校で発表する機会が作れるとなお良い」

など、参考となる意見がたくさん出て、有意義な会となりました。