10月25日(金)は四響祭でした。
どのクラスの合唱も、ここまでたくさん練習をしてきたことがわかる素晴らしいものでした。
また、有志ダンスや有志合唱は昼休みや放課後というわずかな時間で準備してきたとは思えない迫力のある発表でした。
そして何より、実行委員が練りに練って企画した「午後の部」は圧巻でした。
スローガンである、「文明皆歌 ~魔法のランプで新たな合唱を切り開け~」にもあるように、今年のテーマ「ミュージカル」に合わせて、午後の部にストーリー性をもたせて、1つながりのお話にしたのです。
実行委員が演者となり、劇仕立てでプログラムを進行していきました。
ある青年が書き上げた曲を演奏するために、魔法のランプの魔人に3つの願いをしていきます。
1つ目は「楽しく踊ってほしい」という願い。その願いに合わせて、有志ダンスメンバーが楽しくダンスします。手拍子やかけ声で会場全体が一緒になって盛り上がりました。
2つ目の願いは吹奏楽での演奏。
一旦、フルートの2人がダンスの盛り上がりを鎮めるように演奏した後、吹奏楽部全員で演奏しました。
3つ目の願いは合唱。
ここで有志合唱メンバーの登場です。アラジンのテーマ曲「ホール・ニュー・ワールド(新しい世界)」を歌い上げました。
四中がコンクール形式の合唱行事をやめてから3年目。
生徒の自主性を大切にし、生徒のアイデアをできるだけ取り入れた発表会という、新たな形が3年目にして見えてきたのではないかと思います。
ここまでには生徒たちはもちろん、先生方にも多くの苦労がありました。
しかし、この行事を通して、新しいものを生み出すことの大変さとともに、創りあげた達成感や充実感を味わうことができたのではないかと思います。
今年はこのような形でしたが、来年はまた生徒も先生も違います。同じものには二度とならない、ということがこの行事の難しさであり、醍醐味であるのかもしれません。
ここまで創りあげてくれた実行委員をはじめとする四中生たち、先生方、そしてこうした取組を家庭から応援してくださった保護者の方々、当日足を運んでくれた地域の皆さんに感謝の気持ちと敬意を表したいと思います。
また、今年度は文化庁の事業である「文化芸術による子供育成推進事業」を利用して、計10日間にわたり、声楽家の先生方から技術指導をしていただきました。
声楽家の皆さんには、技術だけでなく歌うことや一緒に声を合わせることの楽しさを教えてもらいました。
こうしたたくさんの方々の協力によって、四響祭が実施できたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さん、ありがとうございました。
そして、一生懸命な合唱や素敵な発表を披露してくれた四中生の皆さん、感動をありがとう。