2024年10月27日日曜日

【国分寺四中10/27配信】四響祭の様子

 10月25日(金)は四響祭でした。

どのクラスの合唱も、ここまでたくさん練習をしてきたことがわかる素晴らしいものでした。

また、有志ダンスや有志合唱は昼休みや放課後というわずかな時間で準備してきたとは思えない迫力のある発表でした。

そして何より、実行委員が練りに練って企画した「午後の部」は圧巻でした。

スローガンである、「文明皆歌 ~魔法のランプで新たな合唱を切り開け~」にもあるように、今年のテーマ「ミュージカル」に合わせて、午後の部にストーリー性をもたせて、1つながりのお話にしたのです。

実行委員が演者となり、劇仕立てでプログラムを進行していきました。

ある青年が書き上げた曲を演奏するために、魔法のランプの魔人に3つの願いをしていきます。

1つ目は「楽しく踊ってほしい」という願い。その願いに合わせて、有志ダンスメンバーが楽しくダンスします。手拍子やかけ声で会場全体が一緒になって盛り上がりました。

2つ目の願いは吹奏楽での演奏。

一旦、フルートの2人がダンスの盛り上がりを鎮めるように演奏した後、吹奏楽部全員で演奏しました。

3つ目の願いは合唱。

ここで有志合唱メンバーの登場です。アラジンのテーマ曲「ホール・ニュー・ワールド(新しい世界)」を歌い上げました。


四中がコンクール形式の合唱行事をやめてから3年目。

生徒の自主性を大切にし、生徒のアイデアをできるだけ取り入れた発表会という、新たな形が3年目にして見えてきたのではないかと思います。

ここまでには生徒たちはもちろん、先生方にも多くの苦労がありました。

しかし、この行事を通して、新しいものを生み出すことの大変さとともに、創りあげた達成感や充実感を味わうことができたのではないかと思います。

今年はこのような形でしたが、来年はまた生徒も先生も違います。同じものには二度とならない、ということがこの行事の難しさであり、醍醐味であるのかもしれません。

ここまで創りあげてくれた実行委員をはじめとする四中生たち、先生方、そしてこうした取組を家庭から応援してくださった保護者の方々、当日足を運んでくれた地域の皆さんに感謝の気持ちと敬意を表したいと思います。

また、今年度は文化庁の事業である「文化芸術による子供育成推進事業」を利用して、計10日間にわたり、声楽家の先生方から技術指導をしていただきました。

声楽家の皆さんには、技術だけでなく歌うことや一緒に声を合わせることの楽しさを教えてもらいました。

こうしたたくさんの方々の協力によって、四響祭が実施できたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さん、ありがとうございました。

そして、一生懸命な合唱や素敵な発表を披露してくれた四中生の皆さん、感動をありがとう。

























2024年10月25日金曜日

【国分寺四中10/25配信】四響祭YouTube配信・新URL送信

 四響祭YouTube配信の不調でご迷惑をおかけしました。

先ほど配信機能が回復しましたが、
この配信を見るためには、新しいURLが必要です。
新しいURLはスクリレ、スクールメールにて送っています。
そちらを御覧ください。

【国分寺四中10/25配信】四響祭YouTube配信中止のお知らせ

 本日実施の四響祭について、来場できない保護者の皆様のためにYouTube配信を予定しておりましたが、機材の不調のため配信を中止いたします。

代わりに後日、録画したものを配信させていただきます。
大変申し訳ありませんが、御理解ください。よろしくお願いいたします。

2024年10月21日月曜日

【国分寺四中10/21配信】生徒会赤い羽根募金活動

 毎年行っている、生徒会の赤い羽根募金活動が今年も始まりました。

昨年度は、朝校門の前での活動に加えて、四響祭に来ていただいた保護者の皆様にもお声かけさせていただき、多くの方に御協力いただきました。

また、能登の地震への義援金を募る募金活動を西国分寺駅前で行ったこともあり、今年度は、赤い羽根募金も駅前での活動を取り入れることにしました。

本日はその1日目。

生徒会役員の呼びかけに、道行く人が足を止め募金してくれました。

募金額よりも、生徒たちの呼びかけに足を止めて下さることがうれしいなあ、と私も一緒に立ちながら感じていました。

西国分寺駅前(レガ入り口付近)での募金活動は明日も行います。

16:00~16:30の予定です。(今日は17:00まで行いました)

もしお近くをお通りの際は、ぜひ活動している生徒たちにお声がけいただけたらありがたいです。顔を見に来ていただけるだけでも構いません。どうぞよろしくお願いいたします。












2024年10月13日日曜日

国分寺四中10/13配信】国分寺学×SDGs DAYの様子②SDGs講座

 国分寺学×SDGs DAYの午後は、SDGs講座です。

2年前から実施しており、昨年からは全校体制で取り組んでいる、四中の目玉の行事です。

SDGsの目標に関連のある方々を講師にお招きし話を聞き、SDGsの理解を深めるというものです。生徒は、1~3年が混ざって好きな講座を選んで受講します。

事前に課題が出る講座があったり、講師の先生が出すテーマについてグループで話し合ったり、様々な活動が各講座で行われています。

午前中の「国分寺学×SDGsプロジェクト学習」にも関連して、より一層学びが深まる学習です。

1 視覚障がい者の理解  八王子盲学校より

  アイマスクを付けて視覚障がいのある人の世界を疑似体験し、視野を広げました。 



2 農業について 「まちのタイヒ」プロジェクトより

 国分寺のこくカレ(こくぶんじカレッジ)という、地域に根差した講座から生まれた「まちのタイヒ」プロジェクト。コーヒーかすなどを利用した堆肥で、豊かな土壌とその循環を目指す活動について話を伺いました。

3 農業等に関するSDGs  農林水産省より

 農業、畜産業、林業、水産業。さらに職の安全、食料の安定供給、農村の振興など、農林水産省が管轄していることについて、SDGsという視点からお話を伺いました。斉藤先生の友人ということで、斉藤先生も交えて楽しく話し合いが進められました。

4 企業におけるSDGsの取組  キューピーより

  SDGs実行委員の生徒の希望でオファーをした「キューピー」。会社で取り組んでいる、「食と健康への貢献」、「資源の有効活用・循環」についてのお話を聞きました。

5 LGBTQ+の理解   プライドハウスより

  ジェンダー平等や共生社会の実現についての話を聞き、一緒に考えました。

6 平和な社会の実現     戦争伝承者より

 ウクライナやアフガニスタンなど、現在も世界から争いは消えません。戦争の醜さ、平和の尊さについて、広島原爆の伝承者の方からお話を伺いました。

7 海の豊かさを守ろう    葛西臨海水族園より

 このままだと、マグロが食べられなくなる?!クロマグロの資源を学んだあと、資源量の減少や資源回復の取組などについて学んだあと、講師の先生や周りの人と一緒にマグロを取り巻く環境について考えました。

8 人権を守ろう    国立ハンセン病資料館より

 かつて日本では、偏見や差別心からハンセン病という感染症にかかった人たちが人権を侵害されました。それは今も解決されていません。なぜ人は何んを標記を理由に傷つけてしまうことがあるのか。ハンセン病について学びながら自分と他人を大切にすることについて考えました。

9 天候変動から考えるSDGs    気象庁より

 最近の天候や気温は、地球規模の気候変動(地球温暖化)が影響している可能性があります。こうした変化のメカニズムや将来予測についてお話を伺いました。

10 モロッコの教育から学ぶ      JICAより

 なぜSDGs学習が必要なんだろう?モロッコってどんな国なんだろう?将来のデジタル技術とは?など、様々なことを学ぶ中で日本や世界の未来について、みんなと一緒に考えました。

11 カンボジア・ラオスでの活動を通して気付いたこと  

       国際協力NGO風の会より

 風の会の方々が経験した「行ってみないとわからない学校の現状や課題、日本との差異、いいところ」についてのお話を伺いました。その後、発展途上国の未来について、風の会の方々と一緒に話し合いを行いました。


12 自分を知るために        株式会社 LIFULL(ライフル)より

 アフリカのプロジェクトや難民支援に携わった経験をもつ講師の先生の経験談を聞き、自分のやりたいことやこれからについて、グループで意見交換を行いました。      

13 探究活動のきっかけを考える        明星大学教授より

 カビやキノコ、雑草、塩、鉱山(金属)などの研究を楽しんでいる講師の先生から、どうしてこれらのことを研究しようと思ったのか。そのきっかけについてのお話を伺いました。




【国分寺四中10/13配信】国分寺学×SDGs DAYの様子①3年生プロジェクト学習発表会

10月8日(火)は午前、午後と国分寺学についての学びを深める一日、「国分寺学×SDGs DAY」でした。

国分寺市の教育の柱の1つとして実施されている「国分寺学」は、各校で趣向を凝らした取組が行われています。
四中では、これまで総合的な学習の時間で継続して取り組んできた「SDGs学習」の視点から、「私たちにできること」、「最終的に地域貢献につなげていく活動」をテーマに生徒一人一人が取り組みたいことを考え、それを学年の先生がアドバイスしながら、半年間の探究活動(プロジェクト)を進めてきました。
「国分寺学×SDGs DAY」の午前中は、これまでの活動についての発表会でした。
3年生の取組については、これまでもこのブログで何回か取り上げてきましたが、この日がとりあえずの一区切りです。
保護者や地域の皆さんに、「こんな思いでスタートし」、「こんな活動をして」、「こんな結果になりました」と報告することが目的の1つ。地域の皆さんに聞いてもらうことで、新たな取組やつながりが生まれてい行くことが狙いです。
でも、それと同じくらい重要なのが「持続可能な取組にしていく」こと。
そのため、この発表は1,2年生にも聞いてもらいました。
30ものプロジェクトの全てを聞くことはできませんが、1,2年生は事前に自分の聞きたいプロジェクトを選んでいます。来年、再来年に自分たちはどんな取組ができるだろう、と考えながら聞き、「地域貢献」や「主体的な取組」の精神を受け継いでもらうことが目的です。
では、30のプロジェクトを紹介していきましょう。
1 天然染色  
 コーヒーかすや野菜の皮など、捨てられてしまうものを使って布や紙に染色します。染色のやり方から、材料集めまで自分たちで行いました。


2 グリーンカーテンづくり
 植物は育てられましたが、毎日世話ができなかったため、日陰を作れるほど大きなカーテンにはならなかった、とのこと。「カーテンのある所と無いところでは気温が何度くらい違うのですか」などの質問が出ていました。

3 昆虫食

 実際には、捕まえた虫を食べることはできなかったが、現在はコオロギせんべいなども身近に売っている、という話でした。イナゴの食感の質問には、サクサクしてエビのようでした。と答えていました。

4 チョークのリサイクル

 短くなって捨ててしまうチョークを、細かく削って型に入れ、長いチョークに再生するプロジェクトです。短いチョークは、黒板に書くときに爪が当たって「キ~」という、ぞわぞわする音が出るので、ある程度で使えなくなってしまいます。この、もったいないなあ、という問題を解消する取組でした。

5 クレヨンのリサイクル

 短くなったクレヨンを溶かして、再生する取組です。校内でいらないクレヨンの呼びかけを行ったところ、けっこう集まったそうです。色を組み合わせて作ったマーブルクレヨンなど、取組の中でいろいろなアイデアが生まれてきました。

6 飲み水のろ過

 最初は校庭や花壇の砂や土をろ材にして研究を進めていたこのグループ。先日見たら、活性炭という素材を使って水をろ過していました。まずやってみることで、次へのアイデアが生まれるのですね。

7 堆肥づくり

 このグループも、土を掘ってふるいにかけたりしていて、どうなるのかと思っていましたが、雑草や生ごみを分解して土に戻す「コンポスター」というものを作ったそうです。実際、においもなく、草取りで出た草は茎などの固い部分を残してすべて分解されたとのこと。すごい知識です。

8 養蚕

 このグループは、カイコを育て、繭から糸を取り出すことに成功していましたが…。その糸をなくしてしまった、と報告していました。こういう失敗があっても、これまでの活動の中でたくさんの学びがあったと思います。

9 コーヒーかすの活用グループです。

 このグループは、コーヒーかすを利用して、自分たちで布やペットボトルキャップで針山を作りました。コーヒーかすも自分たちで集めてきたものです。

10 卵の殻の活用
 四小の給食で出た卵の殻をもらったり、家からブレンダーをもってきて細かく砕いたりと、このグループも試行錯誤を重ねてきました。数多の失敗作を分析し、ようやく完成した「卵の殻チョーク」はちょっと不格好だけど、思いの詰まった自信作となりました。
11 視覚障碍者への理解促進
 目隠しをして、杖をついて歩くという体験や、調べ学習だけでなく、昨年まで四中で英語を教えてくださっていた横山先生から、現在の職場である盲学校の経験についてオンラインインタビューを行うなど、様々な取組から得たことを発表していました。
12 高齢者のサポート
 介護施設に連絡し、現地で話を聞いたり、体験したことをもとに、発表内容をまとめました。
13 子供たちの職業理解
 「SDGsの目標4 質の高い教育をみんなに」の説明に「…職業に関する…教育を受けられるようにする」というところからヒントを得て、「保育園の園児たちにわかりやすく職業について説明し、将来の夢を持ってもらおう」という取組を行いました。発表の中で、「保育園児に職業のことを伝えるのは早かった。次に取り組むなら小学生などでやってみたい」と言っていました。これも大きな学びです。
14 鳥の巣箱づくり
 技術の先生や用務員さんにも手伝ってもらって、巣箱を作り校内に設置しました。残念ながら、設置したときには巣作りや産卵の時期は過ぎてしまっていたとのことですが、そういうことも自分たちで調べて得た知識です。
15 子供たちのSDGs理解
 SDGsの取組を保育園の子供たちに伝えるにはどうしたらいいか。このグループが考えたのが「紙芝居」です。「目標14 海の豊かさを守ろう」をテーマに、海の生物を登場人物とした物語を創作しました。中でもクジラのおじいさん「ホエじい」は傑作です。発表当日は、1,2年生を教卓前に集めて、実際と同じように紙芝居を披露しました。

16 古着や端切れのアップサイクル
 自宅にあった小さい頃の洋服を、小物入れなどに仕立て直してリサイクルするという取組を行いました。実際に作ったものを見せたりと、発表も工夫していました。


17 給食の食べ残し削減
 国分寺市の給食担当の方に、アンケートを送って話を聞いたり、自分たちで調べたりしたことを発表しました。給食にまつわるクイズなどを盛り込み、聞いている人も参加できるような工夫をしていました。

18 海洋プラスチック問題の調査
 煮干しなどの乾燥小魚の胃の中身を、顕微鏡で調べていたこのグループ。実感として、プラスチック問題の重要さに気付き、聞いている人たちにプラスチック問題解消を訴えました。
19 石鹸づくり
 家庭から出る食用油が環境に与える影響について考え、リサイクルの方法として石鹸づくりに取り組みました。このグループもなかなかうまくいかず大変でしたが、その分発表は内容の濃いものとなりました。
20 ペーパーレス
 まずは学校(教室)のペーパーレスに取り組む、ということで、紙を使って掲示物をラミネートして何度も使えるようにする工夫を思いつきました。様々な取組をしていく中で、紙を使わないアイデアが生まれたので、その内容を発表してくれました。
21 食べられる野草の調理
 いろいろやってみて、一番良かったのは「よもぎ餅」だったそうです。
 作り方について、熱く語っていました。
22 ヴィーガン
 最初はアイスを作りたいということでスタートしましたが、なかなかうまくいかず、図書室の先生に相談したところヴィーガン料理の本を貸してくれました。その中に乗っていた、動物性の材料を使わないパンケーキの調理に取り組み、とても上手にできたとのこと。
23 食品ロス解消(パンの耳、規格外野菜)
 パンの耳の活用として、プロジェクトの中で試作したお菓子のレシピを紹介してくれました。また、規格外野菜のグループは、農家の方に聞いた話や調べたことをもとにメッセージを模造紙にまとめ、それをもとまち公民館に掲示してもらいました。
24 野菜の皮や芯を使ったエコ料理
 このグループも、プロジェクトの日は毎回調理室にこもり、いろいろな料理の試作を行っていました。
 金曜日の放課後になると漂ってくるおいしい匂いに、校内にいる生徒も先生も調理室を覗きにきていました。
25 生花のリサイクル
 お花屋さんに自分たちで交渉し、いらない花を譲ってもらい、ドライフラワーにしてポプリ(におい袋)を作成しました。どんな花が向いているとか、乾燥しても色が残ることとか、実際に体験したことで分かったことがたくさんありました。 
26 お鷹の道の環境保全
 外来種であるザリガニを捕獲して処分(堆肥グループの堆肥の材料にしていました)するなど、わが国分寺の自然環境を守るための活動を行いました。
27 ごみ拾い
 このグループも、毎週金曜日の6校時にビニール袋を片手に、学校周辺のごみ拾いを行いました。畑や公園などにポイ捨てをする人が多い、たばこの吸い殻が落ちている、など実際に活動してわかったことを発表しました。
 子供たちが、手を汚して拾うごみを大人がポイ捨てしている現実に、胸が痛みます。
28 犯罪防止
 学区域の危険個所を調べて、マップにしました。発表では、実際に危険な場所を写真で示して、聞いている人たちに注意喚起を行っていました。
29 国分寺の御当地ヒーロー
 ヒーローたちは、ごみ拾いをはじめ様々なことに積極的に取り組みました。キャラ設定から、衣装までこだわって作っています。発表では、この活動を代々受け継いで行ってほしい。二代目ヒーローになってくれることを期待しています。と訴えました。

30 手話
 みんなに手話を知ってもらいたい、ということで、メンバーで手分けをして、手話の手振りを知らせるポスターを作成しました。校内のあちこちに貼ってあるので、1つ1つ実際に手を動かしてみて覚えてくださいね。