避難訓練を終えて(学校便りより)
10月21日(火)に全学年一斉の避難訓練を行いました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月23日に発出された緊急事態宣言以降は避難経路の確認、地震発生時の一次避難(机の下にもぐる、扉・窓を開ける、カーテンを閉める)、密を避けるために学年単位による避難訓練を実施してきました。
9月30日をもって、全都道府県で 緊急事態宣言が解除されたことを受けて、10月の避難訓練は全学年一斉での実施となりました。
当日は6校時終了10分前に緊急地震速報が入ったという想定での避難訓練でした。
緊急放送が入った瞬間に生徒は素早く一次避難をして、その後避難経路を通って校庭に避難しました。
移動中もしゃべらず、感染症対策のため、距離をとりながらも、迅速に行動することができました。
まだ記憶に新しいと思いますが、10月7日(木)22時41分頃、千葉県北西部を震源とした地震があり、東京都や埼玉県などで震度5強の強い揺れがありました。国分寺市も震度4を観測しました。
東京23区で震度5強の揺れを観測したのは、10年前に発生した東日本大震災以来でした。
地震が発生してから約3週間が経過しました。震源の周辺ではその後、震度1以上の地震は観測されていませんが、気象庁は関東は地震活動が活発で今後、規模の大きな地震はいつ起きてもおかしくないとして 日頃からの備えを進めるように呼びかけています。
今後、必ず来るであろう災害に対して、私たちができる備えとはどのようなものでしょうか?
〇 食料・飲料などの備蓄
電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、普段から飲料水や保存のきく食料などを備蓄しておく。
〇 非常用持ち出しバックの準備
自宅が被災したときには、安全な場所に避難して避難生活を送ることになります。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしておく。
〇 避難場所や避難経路の確認
いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、国分寺市のホームページや国土交通省 ハザードマップポータルサイトなどから防災マップやハザードマップを入手し、避難場所や避難経路を事前に確認しておく。
〇 家族同士の安否確認方法を決めておく
別々の場所にいるときに災害が発生した場合でもお互いの安否を確認できるよう、日頃から 安否確認の方法や集合場所などを事前に話し合っておく。災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡がとれない場合は、災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言版などを利用しましょう。
災害はいつくるか分かりません。コロナ禍でも災害は待ってくれません。
感染症への対策とともに、防災への備えや危機意識も忘れないようにしてほしいと思います。