2018年12月25日火曜日

終業式 校長講話


平成30年12月25日

終業式講話
 
2学期の成果と一年の締めくくりにあたり

 

 生徒の皆さん、おはようございます。
 先ほど、学年代表の生徒の皆さんより、2学期の成果と課題についての発表がありました。1年生は「最後は笑って締めくくれるように」、2年生は「これまで培ってきた責任感をさらに活かしていこう」、3年生は「これまで築いてきた絆で受験を乗り切っていこう」というお話だったと思います。いずれも学年代表の人の話です。学年の生徒全員を代表しての話ですので、一人一人のこととして受け止めてください。

 では、私からは学校全体の2学期の成果と一年の締めくくりにあたりというお話しをします。11月下旬から12月上旬にかけて、私と副校長先生が分担して、3年生が受験の際に行う面接の練習をしました。その際に、「四中の良いところは何ですか」という質問をしました。3年生は、この四中で3年間を過ごしたので、3年生の言う四中の良さが、1、2年生も含めての四中全体の良さだと思います。

 上位3つ紹介しますね。3番目に多かった四中の良さは、「学校のきまりが緩いけれど、みんなしっかりと行動できているところ」という回答でした。確かに、四中のきまりは他の中学校に比べ緩いと思います。でも、きまりにないことは自分で判断することがよくできていたと思います。また、先生が「それはきまりには書いていないけれどおかしいよ」と指導した時もありますが、それを理解してくれたところも四中生の良さだと思います。

 2番目に多かったのは、「みんなが協力してくれるところ」という回答でした。これは、普段の学校生活をはじめ、合唱コンクール、1学年の校外学習、2年生の職場体験、3年生の修学旅行などでも協力して成功させることができましたね。素晴らしいです。

 そして、1番多かったのは何だと思いますか。それは、「あいさつ」です。これは、四中の素晴らしい校風です。四中に来る人みんなが、四中生はあいさつが素晴らしいですねと褒めてくださいます。先日も、ネパールを支援する会の代表の方がお見えになりましたが、四中生の元気なあいさつと礼儀正しさを褒めてくださいました。また、生徒同士でも、お互いを認め合い、尊重し合っていけるのも、あいさつのおかげだと思います。
 以上、3年生に聞いた四中の良さですが、1、2年生の皆さんも納得してもらえることと思います。実際、全校生徒がこのようなことがよくできていて、これこそが2学期の成果だと思います。では、課題は何でしょうか・・・・。それは、年明けの3学期始業式でお話ししますね。

 最後に年末によく見られる、1本締めについてお話しします。1年の締めくくりなどの時に、手拍子を3拍×3回+1拍の合計10回手をたたくものです。意味を考えてみましょう。まず、最初3拍×3回と9回手拍子を打ったあと、最後に1回付け加えます。掌に、漢字の九という字を書いてみてください。そこに1画加えると丸という字になりますね。つまり、いろいろあったけで、この1年間良かったよね、丸だよね、みんなありがとう」という意味になります。

 
 では、3本締めとは何でしょうか。この1本締めを3回繰り返すのです。つまり30回手拍子することになります。そのとき、いろいろあったけど、1回目は自分の頑張りに対してよく頑張ったねという気持ちを込めて手をたたきます。2回目は、周りの仲間への感謝の気持ちを込めて手をたたきます。3回目は、この世の中や大自然の恵みに対して感謝の気持ちを込めて手をたたきます。

 それでは、3本締めをやってみましょう。皆さん、御起立ください。
 よ~、・・・