今日は1年生の「災害時訓練」がありました。
これは、震災時の初期対応の知識を学び、実践できる力を身に付けることを目的として行っています。
1年生は、クラスごとに4つの訓練を順番にまわって体験していきます。
国分寺消防署の署員の皆さんが、一人一人について丁寧に指導してくださいました。
<体験1つ目>初期消火訓練
「ほうきで掃くように水をかける」と教えていただき、姿勢を低くしてホースを左右に動かします。「みんな上手だね」とほめていただき、嬉しそうです。「火事だー」と周りに知らせることも重要だと教わり、みんな大声で叫んでいました。
<体験2つ目>煙ハウス体験
煙が充満したテントの中を、姿勢を低くし煙を吸わないように通り抜ける訓練です。学校の避難訓練では体験できないけれど、命を守るためにはとても大切な訓練です。みんな緊張しながらテントに入っていきます。
<体験3つ目>通報訓練
火事や救急の際、消防署に通報する訓練です。いざとなると慌ててしまい、何を伝えていいかわからなくなってしまいます。ここで体験しておくことで、自信をもって通報できるようになりますね。
<体験4つ目>応急救護訓練
災害現場で倒れている人への、応急救護の訓練です。声をかけてから、周りの人に110番通報など協力を依頼し、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDで電気ショック、という一連の流れを、全員が体験しました。
<体験5つ目>救出・救護訓練
がれきや柱などの下にいる人を救出する訓練です。車の中に入っているジャッキという器具を使って柱を持ち上げ、下にいる人を救出します。実際に器具を使ってみることで、いざというときに大切な人の命を救うことができるようになります。
どの訓練も、全員が経験しました。
昼間に災害が起きた時、こうした知識をもっていることで、中学生が地域の人々を救う力となります。地域のためにも、今日学んだことをしっかり身に付けてほしいください。