(3年 学年便りより)
愛のあふれる最高のHarmonyを♪
今の3年生は、コロナ禍の中入学し、歌声を一度も聴くことのないまま、中学校生活を送ってきました。
今年、合唱コンクールの実施が決定し、やっとみなさんの歌声が聴けると先生たちは心から喜びました。
全力の指揮者に全力の視線を向けて歌うクラスの仲間の一体感。
同じタイミングで一斉にブレスをして歌い始める緊張と感動の瞬間。
美しく旋律を描くソプラノの声、それを支える伸びやかなアルトの声、
男子ならではの高音でリードするテノール、全体をたくましく支えるバスの声。
4つのパートが折り重なり奏でるハーモニー。
強弱や思いを更にその上に重ね、更に豊かに表情を創っていきます。
一生懸命練習してきたからこそ、自然と伝わる本気と迫力。
そのクラスだからこその工夫と表現と思いがたった数分の一曲の中にこめられます。
共に努力し、苦労を重ねながら創り上げるからこそできる合唱です。
3年生でありながら、1・2年生と同様に初めての合唱コンクール。
過去2年間経験を重ねることもなく、先輩方の歌う姿や合唱の練習方法もよくわからないまま迎えた練習でした。
きっと具体的にどんな合唱を目指して練習すればいいかもよくわからなかったと思います。
最初で最後の合唱コンクールをこのクラスで最高のものにしたい。
3年生として、後輩に何かを残したい。四中の伝統を引き継ぐんだ!
みなさんに強い思いが生まれてきているのを感じています。
本気の合唱から生まれる迫力と強い思いは人の心を動かします。
私たちはたくさんの制限の中でやっと歌えるようになったものの、まだ数々の制約は続き、その中でも懸命に練習しています。
大変な状況の中でも私たちはこんなにすばらしい合唱を創ることができたと、合唱を通して伝えられたら最高です。
3年分の思いをこの1回にこめられたら絶対に素敵な合唱にできると思いませんか。
私たちの精一杯の努力と工夫で聴く人たちの心を動かしましょう。
「歌いながら登校してきました!」
「家でずっとYOUTUBE聞いて練習しています!」と笑顔で伝えてくれる人。
昼休みに練習しようと呼びかけてくれる人。
一生懸命パートの音取りをしている人。こうしたらいいと思うと提案してくれる人。
実行委員、指揮者、伴奏者、クラスの仲間たち……・。
たくさんの人が合唱の完成のためにがんばってくれていますね。
こうして創り上げるクラス合唱はみなさんの努力の結晶です。
どうか、どうか、みんなの最大限で、みんなにしか創り出せない最高のHarmonyを創り上げてください。
残すは、数日間 !全員の全力が必要です。
クラス・学年の仲間、後輩、四中、家族……。
あらゆる人への愛のこもった最高のHarmonyを期待しています。