オンライン生徒総会 成功!
~ 生徒会って何のためにあるの? ~
校長 野口 大介 .
5月17日に全校生徒による年一回の生徒総会が行われました。
今年度は議事進行の場である多目的室と各教室をオンラインでつなぎ、ストリーミング配信での実施。
国分寺市で導入したICTシステムのうち、Microsoft Teamsを活用しました。
回線容量が更に増せば、各自のタブレットPCとの連携を全校一斉で、承認や 意見交換などが瞬時に行えるであろうと、一層イメージが膨らみました。
生徒たちもデジタル配信による催しに違和感なく対応している様子です。
四中宣言25年目にあたる今年、生徒総会議案書の表紙裏には、1996年のまさに5月17日に生徒総会の名において宣言された『四中宣言』がしっかりと記載されていました。
先達の思いや残してくれた教訓を生かし、今年も生徒による主体的な自治活動方針が全生徒会員で確認されました。
以下は私からの講評の一部です。
(前略)
生徒総会に際して、改めて全生徒に問います。
生徒会って何のためにあるのでしょうか。
生徒手帳には1文で記されていますが、実は3つの目的が書かれています。
もし生徒手帳が手元にあったら13ページを開いてみましょう。
総則の3.目的 のところです。
① 会員が自主的活動に積極的に取り組むこと
② 中学生としての人格向上に努めること
③ 協力しあって、よい校風を築くこと
皆さん一人一人に考え続けてほしいことがこの中に2つあります。
1つは、「中学生としての人格向上」とはどういうことか。
わかりやすい言葉で言い換えれば、「中学生としてよりよい人間に成長する」。
では中学生としてのより良さ、立派さとはどういうことなんでしょう。
考えるきっかけとして、あなたの尊敬する先輩、「さすが」と思う仲間、「やるなぁ」と思う後輩はどこが素晴らしいのかを分析してみるのもひとつですね。
2つめは、「よい校風」とはどんな校風か。
どんな四中だったら、過ごしやすく、成長できて、人にもすすめられる学校と言えるのか。
さらに卒業しても、「母校として誇りに思える」学校と言えるか。
後ほどでもいいですから、1度は生徒手帳の該当 ページを自分の目で読んでください。
ひとつの答えがあるわけではない問いなので、中学生である間は自分自身に問い続け、仲間同士話題にして、その時々の立場や役割によって、目標を持って行動してほしいと思います。
そして、この生徒皆の理想を実現していく場のひとつが生徒会です。
知っておいてほしいこととして、中学生はその成長段階において大人並みの体力を有し、誠実で、柔軟で、感性豊かで、驚くべき速度で変化・成長していきます。
現代においては特にICT分野での対応力は大人を上回っているのは確実です。
皆さんの力が校内のみならず、もっともっと地域社会で活きる未来が近いと感じています。
生徒会の在り方や活動範囲も広がっていくことでしょう。
人と人が心を寄せ合い、社会や文化を育てていく、ひとつのセンターに四中がなっていけたら素晴らしいですね。 (後略)