皆さんも新聞報道等で知っていることと思いますが、同級生を刃物で傷つけ、結果的に死に至らしめてしまった痛ましい事件です。
まだ捜査が続いており、すべての事実が明らかになってはいませんが、理由のひとつに、過去に教科書を隠されたことがあるという供述もあるとニュースでは伝えています。
同じくらいの年代の少年事件ということで、皆さんも思うところ、感じるところがあると思います。すべての事実が明らかになってはいない現時点ではありますが、皆さんに伝えたいことがあります。
ひとつは、人によって感じ方、捉え方は違う、ということです。
ちょっとしたいたずらやからかいと思っていても、相手は深刻に受けとめているかもしれないということを想像できる力は必要です。
もうひとつは、どんなことがあっても、人に危害をあたえたり、死に至らしめてよい理由にはならないといことです。自分を守る方法、相手に嫌なことをやめさせる方法を、一緒に考え、力をかしてくれる人が必ずいます。
困ったこと、心や体に深刻な苦痛を感じることが起こった場合、必ず信頼のできる大人に相談するようにしてください。友達から相談をうけた場合は、一緒に大人に相談をしよう、と促してください。直接話すことがためらわれる場合は電話相談を利用しましょう。
最後になりましたが、亡くなられた中学生のご冥福をお祈りいたします。